癒し ヒーリング 前世物語2016-06-02 Thu 12:50
ヒーリングサロン Luce・ルーチェ>(三重県鈴鹿市)の ホームページはこちらをクリック→→ヒーリングサロンLuce 〰前回の続きです〰 僕にとっての少女に抱いた感情は初恋だったのだと思う。 川のほとりへ行く用事はどちらかというと好きではなかった。 でも、一瞬で好きになった。 少女と共に。 これが僕の初恋だったのだ。 僕は木こり以外の人と話す機会はほとんどなかった。 世の中には、こんなに綺麗な人がいるのかと思った。 何しろ木こりの身なりしか見た事がなかったからだ。 少女の姿と比較すると、僕と木こりがいかに汚いかがわかった。 少女は川のほとりで、僕に背を向けて草を摘んでいた。 僕が川の水を汲むと、少女が水が飛び散る音に気付きこちらを向いた。 少女は最初は音に驚いた様子だった。 一瞬、僕をうつろな目で見つめていたが、すぐに笑顔で応じてくれた。 少女は僕に手を振りながら去って行った。 僕はしばらく動けなかった。 『一瞬、僕をうつろな目で見たのは何故だろう?』 理由はわからなかったが、少女の笑顔を思い出すとどうでもよくなった。 そして何より妙な気分だった。 これから、いつでも会えるという不思議な確信が生まれていた。 何故かはわからない。 これから素敵な事が始まるのだろうという、根拠のない自信だった。 【少女の日記@20歳時】 私は両親のお使いで川のほとりの薬草を摘みにきていた。 すると、背中で水が飛び散る音が聞こえてきた。 私はびっくりして振り返ると、見たことのない不思議な顔つきの少年がいた。 話しかけようとした時、少年を包み込む“光”が見えた。 私は光が見える時、一瞬、思考が止まってしまう。 綺麗な光だった。 でもすぐに現実に戻り、両親の急ぎの用事だった事を思い出した。 少年には手を振って、お別れした。 すぐに会えると確信していた事もあり。 私には小さい時から、人を包み込む“光”が見えた。 光さえ見れば、その人がどんな人かが大抵わかる。 薬草の事は両親から教わらないとわからないけど 人間の事は最初からわかった。 両親にこの力の事を言うと、他人には内緒だと言われた。 今思えばわかるけど、5歳では無理もなかった。 私はこの時、既に“光”で人を判断するようになっていた。 そして、5歳にして今まで見た事のない綺麗な“光”に出会った。 私が少年と過ごした13年は一生の宝物になった。 別れが来る時はあっけなかったけど。 ただ、私の人を見る目だけは正確だったという事は自信になった。 まさか彼があんな事に巻き込まれるなんて思わなかった。 でも、私には止められなかったの。 次回に続きます ![]() にほんブログ村←応援して頂けると嬉しいです ![]() ![]() 今日もクリックお願いします♪ ありがとうございます♪ |
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